ひとりごと

首都圏で教師をしているゆとり世代の独り言。

未来のために

この仕事をしていると、

時々、教師が子供と同じことをしているな

と、感じることがある。

 

反りの合わない人に対して、

仲間外れに近いようなことをしたり、

本人のいないところで悪口を言ったり、

慰労会などに自分の都合で遅刻をしてきたり…

 

子供が同じことをやったら指導するのに、

何故自分も同じことをやっているの?

と、聞きたくなる。

 

今話題になっている、教師いじめも

その典型例ではないだろうか。

 

よく、教師は常識知らずが多いと言われる。

確かに、大学から社会人経験を経ずに教師になる人も多く、

そのような一面もあるだろうな、と思う。

 

でも、実はそれだけではなくて、

子供と長い時間接している間に、

教師が子供に退行しているのではないだろうか。

そんな風に感じることが多くある。

 

果たして、それで良いのだろうか。

どうすれば、その流れを変えられるのだろうか。

 

この仕事、

思考の不明瞭な子供複数を一人で指導したり、

我が子しか見えておらず視野の狭い保護者とも関わらなければならず、

もちろん常識的な子供、保護者もいるけれど、

さらには同じ職場の同僚の中にも、敵対関係に近い相手がいるようなこともある。

 

世間からは、給料泥棒だとか、犯罪者予備軍だとか、さまざまな言われようをするけれど、

ニュースで話題になるたびに、肩身の狭い思いをするけれど、

一生懸命、子供の未来を想って指導をしている人も多くいるんだって、

世間の人にも知ってほしい。応援してほしい。

 

今、教師になりたいと思う人が減っている。

採用試験は、受ければ余程のことがない限り

受かってしまうような倍率になっている。

 

でも、この仕事は、国の未来に関わる仕事だと思うから、

心身共に充実した、誠実で能力のある人に来てほしい。

日本の未来を少しでも明るくするために…