ひとりごと

首都圏で教師をしているゆとり世代の独り言。

公務員叩きをすると社会は安定するのか

公務員はよく叩かれる。

給料泥棒と。

私も、そう罵声を浴びせられたことがある。

 

今回の給付金やマイナンバー諸々のことで、

各役所も叩かれているらしい。

 

公務員は有能だ、

とは断言はしない。

自分自身、有能だなんて思ったこともない。

 

一つ思うのは、

公務員になったら、

誰もが有能超人に進化しなければならないのだろうか、

という疑問。

逆に、一般企業はそれだけの教育を

全ての社員にしているのだろうか、という疑問。

 

もともと有能な人間が

無能に成り下がるのであれば、

それは問題だと思う。

 

今、公務員という仕事は、

有能な人間が就きたがるような

魅力的な仕事だろうか。

 

もし自分がもっと有能なら、

こんなサンドバックにされ続ける仕事は

きっと選ばないだろう。

 

もちろん、少しでも自分の能力を上げるために

努力はしなければならないと思う。

だが、50メートル走るのに8秒かかる人間に、

100メートルを12秒で走れというのは、

かなり酷な話である。

 

「公務員の仕事はそんなに大変じゃないだろう。」

そんなこともよく言われるが、

そう思うなら、ぜひ公務員になってほしい。

現場では、常に有能な人材を欲している。

ぜひ先頭に立ち、無能と言われる人々を

清く正しく力強く導いてほしい。

 

コロナでの休校で、

家庭では子供の教育にとても苦労していると思う。

なるべく家庭が苦労しないようにと、

配布する教材もかなり試行錯誤をしているが、

それでもやはり苦労をかけていると思う。

教育をすることの難しさ、

子供が成長する瞬間を目にする喜び、

そういった、教員が日々感じていることを、

今回を機に、家庭にも感じてもらえればと思う。

そして、お互いにより歩み寄って、

子供の未来のために頑張っていければと思う。

 

頑張れ公務員、

世の中にはきっと理解者がいる。

きっと、批判する人間だけではないはずだ。

 

自分にも、そう言い聞かせている。